全部落ちた!カードローン審査ってどうすれば通るんですか

自分でも驚いてるんですが聞いて下さい。この間、カードローンの契約が必要になったので申し込みをしたんです。自分で言うのもアレなんですけど、自分は過去に銀行系のカードローンを一社だけ使っていて、返済には一度も遅れたことがありません。どこかに新しく申し込みをしても、かなり優良顧客になれると思ったんです。金融機関側からすれば特に問題ないって思われるんじゃないかなと考えてました。

ところが今回、消費者金融三社に申し込んでみたところ、全部落ちたんです。審査に通らなかったって意味です。ものすごいびっくりして、こういうことにちょっと詳しい友達に聞いてみたんですけど、「過去に知らない間に返済遅延とかしたんじゃないの?」って!友達が言うには、指定日に引き落としができなかったら、あとで再引き落としというものがあるらしく、それを繰り返すと信用に傷がつくって言われたんです。(参考ページはこちら→返済の延滞は何かと後が大変です

でもそういう連絡は一度も受けたことがないし、普通は連絡がありますよね?だから心当たりが何もないんです。これ、もしかして自分で知らないうちに誰かにカードを使われれいて、その人が何かしたのかなとか…でもそれならやっぱり連絡とか来そうだし…もう訳が分かりません。どういう原因が考えられますか?

同時複数申し込みが原因!一回につき一社が原則です!

返済に一度も遅れたことがないというのは、確かに審査において良いポイントになるはずですね。一度でも返済に遅れたらアウトな会社も多いわけですし……。しかも銀行系のカードローンでとのことですから、信用性も高いはずと言えます。それでも審査に落ちてしまったということは、何かの原因があるのは自明の理です。

そうなると再引き落としかもしれないとのことですが、再引き落としは基本的に必ず連絡があります。繰り返していると確かに信用情報に傷がつき、新規のカードローン契約などは難しくなります。でも連絡がないというのもおかしいですね。金融機関側も業務ですし、ましてや相手は銀行です。後々問題になりそうな件で連絡を忘れるとは考えられません。

誰かにカードを使われていたとしても、不自然な買い物をすれば、こちらはすぐに連絡があるはずです。もし不自然だと見抜けなくても、月々の支払の額が変わるわけですから、あなた自身が気付かないはずもありません。こちらも考えにくい可能性となりますよね。

それでは何が考えられるかと言うと、今回、消費者金融三社に申し込んだとおっしゃっていますね。これは同じ時期にいっぺんに申し込んだのでしょうか?もし「同時期に複数の消費者金融に」申し込んだのだとしたら、これが原因としか考えられません。また、カードローンについてあまり下調べをしない人が陥りやすいポイントとも言えます。

申し込みというものは、申し込んだ時点で既に個人情報となります。カードローン系の個人情報は信用情報と言われ、信用情報機関に登録されます。この機関に加盟している金融機関であればどこでも情報を参照することができますし、新規の申し込みの際には必ず確認されると考えて下さい。ここで「同時期に複数社への申し込み」が分かれば、審査に通ることは大変難しいのです。

金融機関側からすれば「そんなにお金が緊急で必要なのか?」と危機感を抱いてしまうものですよね。借りられるだけ借りて破産!ということも昔は稀にあったので、その名残とも言えるでしょう。この情報は半年ほど残るので、あと半年は新規の申し込みを控えておきましょう。次に申し込む時は一社に絞り、確実に審査に通るようにして下さいね。

全部落ちたカードローン審査の原因を究明しよう

カードローンを利用しようとして金融機関に申し込みをすると、先ずは審査が行われます。審査では、申込者の住所や氏名、年齢、それに勤務先や勤続年数、それに年収などと言ったことがチェックされます。そして、中には審査に落ちてしまうこともあります。その際に、落ちた理由を考えずに別の金融機関にカードローンを申込んでも結果的に全部落ちたカードローン審査となってしまいます。(参考ページはこちら→融資審査はそんなにも落ちやすい

このような事態にならないためには、最初の一社目で審査に落ちたときに、その原因を究明しておくことが大切です。しかし、審査に落ちた理由を金融機関に尋ねても、絶対に教えてはくれません。その理由を教えてしまったら、次に申し込むときに、審査に落ちた理由を隠して申し込まれる恐れがあるからです。

そこで、審査に落ちた理由は自分で考える必要があります。とはいっても何の手がかりもなしには考えることもできません。そこで、一般的に審査に落ちる理由として挙げられる事項を知っておく必要があります。それは、年収の3分の1以上の借金がある場合や、過去に借金の滞納をしたことがある場合、それにひと月のうちに4社以上にカードローンの申し込みをした場合には、審査に落ちる可能性が高くなります。(参考ページはこちら→複数の融資申し込みは危険

これらの事項に該当するかどうか、良くチェックしておくことが大切です。例えば年収の3分の1以上の借金がある場合には、先ずはその借金を返済してから、もう一度カードローンを申込むべきです。また、借金をしたならば、決して滞納せずに毎月決められた日までに、決まった金額をきちんと返済することです。そして、あまり多くのカードローンを申込まないことです。

これらの事項のいずれにも当てはまらないのに、カードローン審査に落ちてしまうこともあります。その場合には、申込書の記入ミスを疑うべきです。特に年収や勤続年数と言った事項は間違いやすいのですが、審査の際には重要な事項となりますし、個人信用情報を照会すれば、申込書の記述が虚偽かどうかはすぐに分かってしまいます。

従って、全部落ちたカードローン審査と言った事態を回避するためには、申込書に記入ミスがないことを確認し、借金は必ず返済すること、それに借入先はあまり多くしないことが重要です。
(⇒融資審査の基準はまだまだあります