消費者金融のカードローンをどう使ったらブラックになるの?

消費者金融のカードを1枚持っています。で、このカードをどう使ったらブラックになるんですか?あまりにもブラックって言葉をよく見かけるので、そんなに多くの話題になるなら使い方をちょっと間違えると仲間入りしてしまうのかと不安になるときがあります。もちろん返済できなくなるような借金はしないつもりですし、必要なときに借りる程度でいるつもりなんですけど、見えない落とし穴にはまりたくもないので、間違った使い方を教えてください。

使い方でブラックになるのは「延滞させること」だけです

俗に「ブラック」と言われているのは、「事故情報」とか「異動情報」と呼ばれる『よろしくない取引き』をしたもののことを指しています。「ブラックリスト」なんて言葉もよく使われますよね?しかし、ローン業界に「ブラックリスト」はありません。個人個人の情報を審査の際に取り寄せて、「ブラックな情報はないか」チェックはしていますが、最初から貸付禁止のリストがあるわけではありません。
(⇒ブラックリストの概念

主な「事故情報」「異動情報」は、破産・債務整理・個人再生といった、返済が破綻したときに取られる法的な手段や話し合いなどが有名ですが、ご質問のような「カードの使い方」とはちょっと別世界のブラックな話になるので、ここでは深くは突っ込みません。

今お持ちの消費者金融のカードをどう使ったら「ブラックの仲間入り」になるのか。限度額いっぱいまで借りても大丈夫。一括返済で残債をゼロにしたって大丈夫。契約の内容を守って使っている分には、「ブラックになることはないんです」。ブラックになるのは、「約束を守らなかったとき=返済期日をすっぽかす」ことです。とは言え、1日2日、引き落とし日や期日を忘れたら即ブラック入りするわけではありません。業界内で「延滞」というブラックな情報が登録されるのは、返済期日から3ヶ月を経過しても返済がなかったときとなっています。(参考ページはこちら→融資では延滞しない事が最も大事です

だからといって、期限から3ヶ月は放っておいてもいいというわけではありませんよ。業界内でブラックにならなくても、その消費者金融会社内部でブラックになることも有り得ます。社内情報で「この人は遅れ気味だから、限度額を減らすか」といったような措置を取られる可能性は十分にありますから、くれぐれも返済期日は厳守で利用しましょう。

ブラックでも借りられる消費者金融カードローンを探せ!

かつて消費者金融と言えば、サラ金のイメージの通り、法外な金利でお金を貸付け、強引な取り立てで社会問題と化したものでした。

しかし、現在では、法律の改正などにより、消費者金融もだいぶ健全なイメージになりました。イメージだけではなく、実体も健全になりました。金利の上限は法律で決められています。強引な取り立ても禁止となりました。玄関のドアに、催促の張り紙を貼るのですら禁止です。また、ローン会社に電話をしても、怖いお兄さんが受付対応するのではなく、易しいお姉さんが何でも丁寧に説明してくれます。

アイフルなどは、独立した消費者金融として東証1部にも上場するほどになりました。消費者金融とは言え、企業として健全なサービスを提供することが、より大きな利益につながるという時代になってきたのです。

こうした消費者金融の体質改善は、多くの人から歓迎されています。しかし、一方であまり歓迎しない人たちもいます。それが、ブラックリストに載っている人たちです。健全になればなるほど、借りられるところが減ってくるからです。

ブラックとは、近い過去において、自己破産や悪質な滞納歴がある状態を指します。かつては高金利を条件に、ブラックでも借りられるローンがありましたが、現在では、少なくとも表社会にはないと言われます。

しかし、厳密には、ブラックでも借りられるカードローンがあります。闇金融、略してヤミ金です。裏社会です。これは非常に怖いところなので、関わらないで済むならば、そのほうが良いでしょう。あるいは、中小のローン会社の中には、とても良心的なところもあります。ブラックとは言え、現在ではきちんとした仕事に就いて、安定的な収入を得ている人も大勢います。こうした個別の事情を確認したうえで、融資をするかどうかを判断してくれるのです。もちろん、法定金利内での貸付です。
(⇒金融業者はしっかり調べて選ぶべし

こうした良心的な金融機関を探すのは難しいのですが、存在することは確かです。必要な人は地道に調べるしかありませんね。

【参考ページ】
安心してお金を借りたいならすべき事