ブラックでもカードローンの審査でOKになる方法はないの?

過払い返還請求をし、残債を3年前に完済した40代後半の家族持ちサラリーマンです。あと1年で上の子が大学を卒業して家から出ることになりそうなのですが、その初期費用として結構な額が必要になりそうなのです。そこで、私がカードローンを作って費用を立て替えるか面倒見るかしようと考えています。

しかし、3年前に完済した借金が任意整理でブラック化しているのが不安なのです。こういう債務整理でも、やはりブラック扱いされるものでしょうか。そして、もしブラックだとしたら、何かカードローン審査への対策はないでしょうか。(参考ページはこちら→融資審査で必要になる知識とは

「ブラック」の内容にもよりますし、各社の判断もまちまちです

一番損な信用情報の登録をされるパターンですね…。過払い返還請求は、その返済で債務が無くなるものについては異動情報(事故情報)として登録しないのが原則とされています。また、完済後に解約をしてから過払い返還請求をすれば、信用情報は変えようがない(完済・解約を任意整理にすることはできませんよね)ので、キズはつかないんですが、過払い返還後も残債が残る場合は任意整理として登録されてしまいます。

これをブラックと見るかホワイトと見るかは審査する会社の方針次第となります。過去に延滞が無く、任意整理とその完済だけが記載されいるとなれば、審査する側も大体の察しはつくものです。それを「過払い返還なら仕方がない」とするか、「任意整理は全てダメ」とするかの違いです。

任意整理は開始から5年で登録から消えます。3年前に完済されたとの事ですので、契約情報としても後2年で消えるでしょう。過払い返還請求が何年前のことなのか、また、完済後4年経過して他に何も問題がなければ、審査に通るカードローンも少なくはありません。申込みをする段階で、任意整理の情報が消えていれば安心して申し込めるでしょう。
(⇒自分が使えそうな金融業者を選ぶ

ブラックokな審査をしてくれるカードローン

ブラックokのカードローンがあると噂になっていますが、結論から言えば、ブラックと呼ばれる人立ちの定義次第ということです。ブラックという言葉はあっても、正式に金融機関や消費者金融で認定していることはありません。支払いに事故があったとされて要注意人物に認定されることはありますが、社会的にブラックだと認定されることは表立ってはありません。(参考ページはこちら→ブラックリストの定義とは?

消費者金融や金融機関では個人の借り入れ、返済状況を共同で管理運営している情報管理会社への記録します。返済が遅れていたり、不能担っている場合にはそのまま記録として残されます。通常ブラックと言われるのはこの記録が悪い方を言うわけですが、事故が数件まではブラックとして認定しないとか、1度でもあればブラックであるとか、審査する会社によってまったく捉え方が異なっています。

そのため、カードローンやキャッシング・サービスによってはブラックokと呼ばれるサービスがあると噂があるようです。現実的には事故を起こしている利用者は他のローンの審査には通りませんが、5年から10年程度で借入情報がクリアされるため、その後は審査を受けても通るという場合もあるようです。

しかし、借入情報のクリアは保管会社で必須ではありませんし、事故が起きた利用者が利用していた会社の情報は永遠に残るとも言われているので、返済時の事故は起こさないことが重要です。返済時の事故については、2カ月遅れても問題としないことも多く、また、会社によっては新規の借り入れが出来ない代わりに、長期のローンに切り替えてくれる会社もありますので返済に行き詰まったらまずは相談することが重要です。

ブラックokなカードローンはありませんが、今ある返済を継続し、返済が終われば、ブラック認定も時間はかかりますが消える事が予想できます。生活費と返済のバランスを整えてカードローンやキャッシング・サービスの利用は計画的に行うことがとても大切です。