カードローンの整理で、気を付けるべき点を教えてください

恥ずかしくて人には言えないので、こんなところで相談します。ストレスのせいか気が付けば買い物をしていて、ふと我にかえると支払いが見たこともない数字に…。カードローンで気軽に買ってしまう自分が悪いのですが、このままでは生活ができないところまできてしまいました…。もう無駄遣いはやめます。助けて下さい…。

まずは毎月幾ら払うことになるかを把握しましょう

今は一体いつ、幾ら払わなければいけないという点でお困りでしょう。まずは支払いを忘れたり延滞しないように、簡単なできることからやっていくのが一番です。手帳やメモを用意して、あなたのローン返済日をまとめましょう。そうすることで、月に幾ら払うかを視覚的に認識し、情報としてまとめるのです。

そうして最低限の支払いラインを把握したら、一括で払えそうなローンに関しては払いきるのはいかがでしょうか。所持金的に無理なら、そのままでも構いませんが、1つでも多く支払いきることができれば、その分気が楽になりますし、管理の手間も省けます。

そうしてある程度ローンをまとめられたなら、金融機関によっては「おまとめローン」を使うのも手です。これは複数あるローンを1つの金融機関で一括して管理し、まとめて支払うためのローンで、そうすることであなたは1つのローンを指定期日までに支払えばいいことになります。勿論、1つにまとめるので金額も結構な数字になりますが…。ただ、多くのローンを抱えているなら管理が格段に楽になるはずですよ。
(⇒おまとめ先にしてもしっかり選びましょう

クレジットカードで元々まとめて支払っている、という場合なら管理は楽ですが、それより支払い金額が厳しい…という場合ならリボ払いという手もあります。月々決められた金額だけ支払うシステムですが、実質カード会社にお金を借りて利息と共に支払うシステムですので、衝動買いがクセなってしまう方にはオススメできません。

最悪の場合、債務整理や自己破産という措置を取らなければいけませんが、これは本当に最終手段と考えて下さい。債務整理は弁護士とともに借金を見直して、改めて支払いプランを先方に再検討してもらう制度です。自己破産は裁判所へ出向いて、これ以上はお金を支払えないので法的手続きをしますという制度です。どちらも1度行ったら、今後カードローンができなくなったり審査に通りにくくなったりします。(参考ページはこちら→金融事故があると融資は受けにくいです

このように色々方法はありますが、自身にあった方法で買い物や支払いをして頂ければと思います。ついつい買い物をしてしまう気持ちは誰にでもありますが、自分の身を滅ぼさない程度に、ローンとうまく付き合って頂ければ幸いです。

【参考ページ】
融資を安全に使っていくには

カードローンの整理には債務整理という方法があります

カードローンを利用しているうちにどうしても返済が厳しい、今の状況を打開したい、取り立てから逃れたいという状況の陥る可能性があります。そんな状態に陥ってしまった人の最後の切り札としてカードローンの整理で債務整理があります。(参考ページはこちら→債権整理は慎重に

債務整理には大きく分けて4つの方法があります。それが「任意整理」「個人民事再生」「特定調停」「自己破産」です。これらのメリットとデメリットについて紹介します。

この4つの方法のどれを行ったとしても第一に変わる点があります。まず変わるのが毎月のように届く郵便物や毎日のように掛かってくる電話での取り立てが無くなります。

債務整理をする際には法律事務所に依頼します。依頼を受けた法律事務所は借り入れをしている金融機関に対して委任された旨を連絡します。これによって金融機関から借り入れした本人への連絡ができなくなります。借り入れについて家族に秘密にしている人にはこれは本当に嬉しい違いだと思います。

1つめの任意整理とは4つの中で一番手軽な債務整理になります。法律に関係無く裁判所を通さずに行える整理方法です。任意整理とは債務者と債権者の間で交渉を行ってこれからの返済額を決めて和解する方法です。交渉次第によっては大きく返済額が減る場合があります。

2つめに個人民事再生です。これは再生法が認められれば債務の一部が規定に基づいて免除されるというものです。条件としては安定した収入がこれからも見込めるかどうかという点です。

3つめの特定調停は裁判所を通して行う整理方法です。これは債務者と債権者それから第三者を交えて返済条件を相談します。裁判所から認められた場合、債権者は従う必要があります。その代わり支払いに遅延が発生した場合は一気に取り立てが行われます。

最後に自己破産です。返済が全く不可能な状態になった場合に裁判所に申し込んで認められた場合には、今までの借り入れがゼロの状態になる整理方法です。4つの中ではたった一つ返済義務がゼロになる方法です。

以上がそれぞれのメリットですが、デメリットとして規定の年数ローンが組めなくなるので注意が必要です。(参考ページはこちら→どれくらいの期間借りられなくなるのか