カードローンブラック時効っていつからいつまで?

片づけをしていたら11年前の銀行通帳が出てきました。そこにはマイナス9万円の文字が…。そういえば11年前の引っ越しの際にドタバタに紛れてみて見ぬふりをしてうやむやにしたままになっていました。すっかり忘れていたのに通帳を目にしてからは気になってしまって、仕方がないので銀行窓口へ行きました。その日の内には分からず後日回答となってしまったのですが、回答内容は「債権回収会社に委託しているので現在どうなっているのかは債権回収会社に問い合わせてくれ」というコトでした。

そういえば銀行に住所変更の届出は忘れていました。そのため督促状などが届かなかったのでしょうか?住民票は移しているから回収する気があればそこから住所を調べることってできたのではないかと思うのですが…。こういったカードローンブラック時効っていつからいつまでを言うのでしたっけ?時効は成立していませんか?もし、成立しているのなら放置でも問題ないですか?11年の利息がいくらになっているのか分かりませんが払える自信がありません。

時効の成立は時効の援用をしないと成立しません

この場合は商事時効が適用なので時効は5年ですね。5年経ってから時効の援用をすると時効が成立します。この援用をしておかないと銀行側に債権は残っているのですよ。5年経って時効が成立すると、もう債権者は債権を回収することができなくなります。11年前に9万円ということですので、金利が20%だとしたら債務は約80万円になりますよ!時効は自然に成立するのではなくて成立させたかったら時効の援用という行動をとらないといけないのですよ。

ただし、時効を主張できる年数が経過していない場合に援用を主張してしまうと借金を認めたことになってしまい時効の中断となってしまいます。そうなると新たに「借金は知らない」という姿勢で5年経過させる必要がありますよ。時効を主張したければ借金の存在を認めてはダメなんです。他にも、債権者が裁判所へ訴訟を起こしていても時効の中断となりますよ。時効中断や時効停止があれば時効は成立しないのです。借金を放置してから11年経っているので、上手く時効の援用ができるといいですね。

【参考ページ】
確実に借金をなくす方法もある?

カードローンブラック時効はいつまでですか?

カードローンブラック時効ですが、基本的には5年です。残債を完済して5年経てばブラックリストに掲載されることはなくなります。今現在ブラックリストに掲載されている方は、5年間は待ちましょう。ただ、残債をちゃんと精算しなければいけません。借りたものはキッチリ返すのはあたりまえの話ですよね。(参考ページはこちら→ブラックリストになれば融資はしばらく不可能

新規でキャッシングやカードローン会社の借り入れを行いたい方で、いま残債が残っているのなら余程のことがない限り新規での借り入れはすべきではありません。借入額が増えて生活に支障をきたしてしまいます。病気でどうしてもお金が必要だというような方以外は返済にすることに集中しましょう。お金の管理をちゃんとしていないと、金融事故に繋がりブラックリストに掲載されてしまうのです。こうなると今後、お金を借り入れすることができなくなります。しっかりと未来を見つめて、キャッシングやカードローンを賢く活用していきましょう。(参考ページはこちら→こんな時でも貸してくれる業者はある?

ただ、5年で時効といっても金融機関側から訴訟の申し出があったり、地域の裁判所から支払い命令や催促が行われた場合には5年ではなく10年に延長されてしまいます。要するに、キッチリと返済をしておかないといつまでたってもブラックリストから消滅することはできないのです。5年で時効だと甘く考えていると思わぬ落とし穴にハマってしまいますよ。

いずれにしても、キャッシングやカードローン会社からの借入時には、明確な利用目的を決め、月々の返済はいくらまでなら大丈夫なのかをちゃんと吟味する必要があります。支出と収入のバランスを考え返済計画書の作成は必須です。キャッシングやカードローンはとても身近で便利ですが、しっかりと計画を立ててから利用しないと、生活の助けになるどころか生活が苦しくなることもあるのです。キャッシングやカードローン会社が、あなたの良きパートナーとなるために、賢く活用できるようにしましょう。お金は管理が大切です。