65才以上の無職となった場合、カードローンは受けられますか?

5年前に定年退職で細々と年金暮らしをしている者です。貯金も底が見えた状態にも関わらず、家の給湯器が動かなくなってしまい途方に暮れています。修理若しくは買い替えるしかありませんが、無い袖は振れぬため、途方に暮れております。こんな私でもローンを組んだり資金が調達できれば良いのですが。何か方策は存在するのでしょうか。(参考ページはこちら→仕事をしてない状態で借り入れるには

「年金担保融資」という制度なら、65歳以上でもローン可能です

一般的なローンは年金受給者や、定期的に安定した収入を持たない方は組むことができません。これは国から受給されるお金を負債に充てることができない決まりであったり、安定した収入を持たない人は返済能力が十分でないと判断されるためです。(参考ページはこちら→融資を受ける為に満たすべき条件

ですが、「年金担保融資」という制度は別です。これは独立行政法人である福祉医療機構が儲けている、年金受給者のみを対象とした融資制度になります。なので定年退職後の老齢年金だけでなく、障害年金や遺族年金も対象になりますので、そういった方でもご利用できますね。
(⇒仕事に関係なく借りられる融資もあります

また、年金受給者専用の融資ということもあり、年利も低く設定されています。今後の改訂などで多少変わってくる可能性はありますが、年利1~2%前後。これは一般の金融機関が10%越えがめずらしくない状況から考えれば、相当嬉しい数字ですよね。

とはいえ、むやみにお金を融資してくれるものでもありません。融資額は10~250万円の範囲ですし、その用途によっては100万円が上限になりますし、返済を考えれば年金の年額を超えて借りることはできません。ギャンブルなどの投機などでお金を使いたいから貸してほしい…ということもできません。

ちなみに返済は毎回の年金受給の際に差し引かれますから、払い忘れるということもありません。逆に言えば、融資した側も返済を踏み倒される可能性が限りなく0であるわけですね。年利が低く抑えられているのは、このあたりに秘密があるのかもしれません。

文字通り、「年金」を担保にして「融資」する制度ですから、幾らお金を借りられるからといって気安く借りていいものではありません。ですが今回のように、給湯器という生活に必要なものが壊れてしまった場合に利用するのは悪くない方法ですね。返済プランには重々気を付けて、無理のない範囲でご利用いただければ幸いです。

65才以上無職でも使えるカードローンについて

65才を迎えて定年後した後でも、いざというときのためにカードローンを持っておきたいという年配の方が増えています。しかし、無職になっているので審査が通らないだろうとあきらめている方も多いようですが、65才以上の方でも使えるカードローンはあります。

現在のカードローンは職業ではなく、所得を審査の条件としていることが多いようです。そのため、無職でも一定の年収が期待できるならカードローンは問題なく通るようです。65才を越えた場合、年金を受給していることが多いと思いますが、年金も収入として認められています。

そのため、年金を収入としてカードローンを申請して審査が通ったという方も多くいらっしゃいます。ローンの審査は年齢も審査対象ですが、年金受給者向けのローンも用意されており、他からの借り入れと収入とのバランスが問題無ければ審査は通ることが多いようです。

収入と他からの借り入れのバランスについては収入の3分の1を他からの借入額が超えていなければ問題無いようです。これは、消費者金融が法律で制限をされている現金を貸し出す際に総収入の3分の1を超えてはならないという制限からきていますが、法律での制限がない金融機関でも一定の制限を設けている場合が多いようです。

また、借入額の他に借り入れ金数にも注意が必要です。少額の物販ローンを幾つか契約しているなど、借入額は問題ないのだが、借入件数が多すぎると判断されて審査が通らないということも増えているようです。これは、借入件数は月々の返済額に影響を及ぼすからと言われています。例えば30万円の借入額の場合に、1件で30万円借りて月の返済が1万円の場合と、5件で30万円借りて月の返済が5万円では生活費に対しての影響が全く違います。そのため、借入件数についても各社で審査の条件にしていることも多くあるようです。

65才で定年で退職された後でも年金受給がある場合や、他の収入がある場合はローンを申し込めることが多いので、必要があれば申込むことをオススメします。