主婦が作るカードローンは銀行系がいいというのは本当ですか?

主婦、特に専業主婦は消費者金融ではなく銀行系カードローンに申し込むのがいいと聞きましたが、銀行だと審査は厳しくないですか?なぜ消費者金融ではなく銀行がいいのか、特別な理由があるのでしょうか?(参考ページはこちら→借りにくい立場だと借入先もしっかりと選ぶべき

専業主婦なら一択!銀行カードローン狙いでいきましょう!

はい!これは銀行など金融機関のカードローン一択です!専業主婦の方へのカードローンは、大手消費者金融のほとんどが申込み自体できないことになっているため、申し込むなら銀行のカードローンという選択しかないんです。(参考ページはこちら→審査基準はいったいどうなっている?

ここでひとつ注意ですが、「銀行系」の意味が曖昧なので、ここでお話しましょう。ここ数年の業界の流れで、消費者金融会社が銀行の傘下に入る動きがありました。それに伴って、「○○銀行系カードローン」という言葉が生まれたんですが、銀行のグループになっても消費者金融は消費者金融です。なので、「銀行系カードローン」と言っても銀行のカードローンと消費者金融のカードローンは別物だと考えてください。

話を戻しましょう。専業主婦は消費者金融など貸金業者から融資を受けるときには配偶者の同意が必要になっています。これは法律で義務付けられていることなので、省略はできませんし、偽造もしてはいけません。消費者金融にしてみれば、今までお得意様だった専業主婦も、法律の改正で同意書が必要になり、その同意書が本物かどうかも審査しなければトラブルに発展しかねない案件を多く抱え込むだけのメリットがないと判断したのでしょう。

先に書いたとおり、ほとんどの消費者金融カードローンは専業主婦は対象外になっています。つまり、銀行カードローンしか申し込む先がない、というオチになるんですね。(参考ページはこちら→専業主婦の借り入れも大変になってきました

「主婦が作る銀行系カードローン」ってどういうこと?

カードローンは日本において、経済成長にともなって成立し、成長してきた業界となっています。事前に審査を通過しておくことによって、コンビニATMや銀行ATMを利用することで借り入れができるカードローンは、急にお金が必要になった時などには非常に便利に使える存在といえます。

ですがかつてのカードローン業界は、借りすぎによる債務整理や、不法な金利設定などが問題が多く存在する業界でもありました。こうした問題は放置されているとより大きな問題を招くものであるため、日本政府はさまざまな法律や制度などで規制を行い、業界の健全化を図りました。

結果として現在の業界は非常に健全性の高いものとなり、消費者はより安全にカードローンを利用できるということになりましたが、その規制は一部の消費者にとって、好ましくない結末を招くことになってしまったのです。

その「好ましくない結果」を招いた規制こそが「総量規制」です。総量規制においてはそれぞれの消費者が借り入れること出来る金額が「年収の三分の一未満」として規定されてしまいましたから、年収のない主婦などは、事実上カードローンを利用することができなくなってしまったのです。

ではそれからどうなったのかというと、これが「主婦が作る銀行系カードローン」という言葉に繋がります。つまり、銀行で運営されているカードローンを利用することになったのです。一見すると銀行でも消費者金融でも、カードローンであることには変わりがないようにも見えますが、実際には非常に大きな違いがあるのです。

それは「総量規制は貸金業法による規制である」ということです。貸金業法とは、消費者金融を代表する「お金を貸すこと」を主な事業としている貸金業の事業者に対して適用される法律です。ですが銀行は「貸金業」としては分類されず、「銀行業」として分類をされています。

もちろん銀行は銀行法による規制を受けてはいるのですが、銀行が個人向けに行う貸付において、年収に関する規定は存在していません。このため「銀行系カードローンは年収の無い主婦でも利用ができる」ということになるのです。

最近では銀行系カードローンもより盛んに事業を行うようになっていますから、主婦でカードローンを利用したいというような人であれば、利用を検討してみる価値があるといえるでしょう。