フリーローンとカードローン、お得なのはどっち?

キャッシングローンにはカードローンだけじゃなくてフリーローンという物もあると思うんですが、あまりピックアップされているとは言えないように感じます。カードローンと比べてあまり魅力がないキャッシングローンなのでしょうか?フリーローンとカードローン、それぞれの特徴と、どちらがお得なのかを教えてもらえないでしょうか。

金利や返済方法、反復性など、どちらにも一長一短があります

最初にそれぞれの特徴から書きましょうか。フリーローンは使い道自由な「一回借りたらあとは返すだけ」のローンです。別名を「証書貸付」とも言います。最近はなくなりましたが、昔の時代劇で借用証書をちらつかせて病弱なおとっつぁんから娘を奪おうとする商人と悪党の親分のシーンは…もう古すぎでしょうか(笑)。あれと同じで、「証書に書いた金額を一括で融資して、あとは完済まで返済を続ける」という形式です。途中で増額などをするときには、新たに証書を作ることになります。

カードローンはご存知のとおり、限度額までなら何度でも借りることができるローンです。使い道も自由なので、フリーローンよりも柔軟性のあるキャッシングが可能です。こちらも途中で増額が可能な場合もありますし、金利の引き下げなどをしてくれることもあります。(参考ページはこちら→増額を実行するには

目的別ローンと違って、フリーローンもカードローンも金利に大きな差はないことが多く、利便性を考えればカードローンに人気が集中することは想像に難くないでしょう。ただ、借りグセをつけたくない方などには、フリーローンの方が継続性はありませんからオススメです。
(⇒金利に差があれば低金利な方を借りよう

貸す側にとっても、一回一回審査をしなくていいカードローンの方が効率がいいですから、オススメでしょうし力も入れるでしょう。貸す側、借りる側、どちらから見てもオススメはカードローンということになりますね。

ローンとカードローンお得は?と聞かれたら

ローンは借りた分をただ黙々と返済するだけですが、カードローンは返済した元金をまた借りることが出来ます。だからお金が必要になった場合、ローンは別に借り入れの申し込みをしなければなりませんが、カードローンは返済した分をキャッシングして利用することが出来ます。だからローンよりもカードローンの方が便利です。

そしてローンは返済日が来るたびに支払い金額をすべて用意しなければなりませんが、カードローンは返済した元金をまた借りることが出来るから、返済資金が用意できない場合、キャッシングして返済資金を調達することが可能です。カードの限度額が余っていれば余裕分をキャッシングして返済資金に使えます。

ローンは返済資金を毎月用意できないと返済不能になるから、毎月の返済の資金を用意できない人はローンを利用することは出来ません。しかしカードローンは借入額に余裕があればキャッシングして返済に充てることが出来ますから、その分カードローンの方が借りやすいです。

ローンは返済の元金が高めに設定されていますが、カードローンは返済の元金が低く設定されていますからカードローンの方が毎月の返済負担が軽いです。しかし毎月の元金の支払いが少ない分、継続して払う利息が増えて損になります。

そしてローンは返済だけですから、継続して返済を続けて行けば借金が無くなって、完済すれば、借金が無くなって、もう払わなくていいです。しかしカードローンの方は返してもまた借りられるから、人によっては完済できずにずっと借りたままになります。そしてローンよりもカードローンの方が金利が高いです。金融機関から見ればローンよりもカードローンの方が返済不能になった時の元金の回収率がカードローンの方が低い分、金利を高くして、返済不能による損失をカバーしています。

ローンとカードローンお得は?と聞かれればどちらも一長一短だから、得か損かは人それぞれとしか言いようが無いです。