初めての借金、カードローンの上限とか金利とかを教えて!

20代のケーキ屋で働く女子です。みーちゃんって呼んでください。昔からスイーツが好きで、ケーキ屋で働くのが夢でした。今は毎日好きなケーキを作れて幸せな日々です。余ったケーキも食べられるし!

そんな私ですが、最近彼氏が出来ました。友達の紹介のすっごいイケメンです。彼もスイーツが凄く好きらしくて、話が合うし、私の事も凄く可愛いって言ってくれて……。

でも、ちょっとだけ問題が出来たんです。ケーキ屋の仕事は不満は全然無いんですが、あんまり給料が高くありません。まだ、働き始めて2年ぐらいってのもありますが。

そして、今まで、ケーキ作りばかりしてきたので、あんまり服を買う事もなく生きてきて……。デートに着ていく服があまりありません!超困りました!

だから、ちょっとお金を借りて、服をある程度買ってしまおうと思っているんですが。本当に何もカードローンについて知りません。どうか、上限とか金利とか教えてください。

金利にも上限がある事を知っておくと良いでしょう

みーちゃん、質問ありがとう。私の事はお姉さんって呼んでね。お姉さんがあなたの質問に全部答えちゃうわよ。それにしても、ケーキ屋で働く夢を叶えたあなたはとても素晴らしい女性ね!

そんな素晴らしいあなたが、イケメンの彼氏をゲット出来たのは、当たり前と言えば当たり前かもしれなくてよ?

しかも、スイーツ男子!本当、あなたにとっては理想の彼氏なんでしょうね。

お姉さん、思うんだけど、きっと彼氏君は、あなたの服装の事、気にしないと思うわ。イケメンで性格も良さそうな彼なら、そんな事であなたを嫌いになんかならないもの。

それでも、服が欲しい?そうよね、女の子だもんね。

そんなみーちゃんに、カードローンの基礎知識を教えてあげるわ。

まず、上限。これは普通は「限度額」と呼ばれているものね。一番借りられる金額で最大は1000万円。大体500万円が平均的な限度額と思って良いわ。まあ、みーちゃんの今回の願いを叶えるのには、あまり関係ない話だと思うわよ。と、言うかいきなり500万円とか借りても、返せないでしょ?
(⇒融資は最初から大金を借りるのは難しい?

もう一つは、金利だったわね。これにもね、「上限金利」って、言う、上限が存在するの。

簡単に説明すると、借りた金額によって、金利の上限が決められてるって言うものなの。10万円未満で、年20%まで。100万未満は年18%。そして、100万以上は年15%まで、となっているわ。借りる金額が上がれば、上限金利は反比例で下がっていく、と思えば良いんじゃないかしら。

カードローンには、5万円以下は無利息(金利ゼロとも言うわね)ってところも結構あるから、その辺も上手に使って、彼氏に可愛い彼女って思えるように頑張ってちょうだい。報告、お待ちしてるわ!

カードローンの上限金利は最初から決まっている

カードローンの上限金利は最初から決まっています。そもそも、カードローンにおける金利を決定するのは、融資を行う金融業者ではありません。法律によって上限が決められていますので、その範囲に従って元金に金利を設定しなくてはいけないわけです。特に、貸金業者が提供するカードローンではより顕著になっていますので、非常に借りやすい仕組みになっているのです。

そもそも、金利は金融業者の利益となる利息を生み出すのに必要なものです。利息は、元金に設定されたパーセンテージを参考に月々の支払い分を計算したものですので、月々に消費者が金融業者に支払わなくてはいけないお金と言うことになります。当然、金融業者の利息の取り分が小さくなると言うことは消費者の負担が小さくなることを意味するわけです。ですので、なるべく低いほうが好ましいと言えます。

では、具体的にどの程度の範囲で設定されているのでしょうか。実は、これは融資の元金によって異なっているのです。元々、利息の支払いは元金が大きくなればなるほど大きくなるものですので、元金の融資が大きくなれば法律上でその利息を小さくしなくてはいけないと言う決まりがあるのです。ですので、現在では元金に従って利息の範囲が小さくなるように調整されています。

これは、利息制限法と言う法律によって書かれています。利息制限法では、10万円未満の融資ならば20%、10万円以上の融資ならば18%と言うふうに、具体的に上限を決めているのです。この上限を金融機関が勝手な判断によって覆すことは出来ませんので、仮にこの上限を勝手に覆してしまうとその会社は行政処分の対象となります。

貸金業者でカードローンを借りるときにも利息制限法は適用されますので、この範囲でのお金の貸し出しになります。一定以上の金利を請求できないわけですから消費者への負担は小さくなり、職種を問わず誰であっても気軽にお金を借りることが出来るようになっているのです。