賃貸マンションの審査にカードローンは影響するのですか

賃貸マンションに引っ越す予定です。気になっているのが保証会社の審査にカードローンは影響するのかというコトです。現在、消費者金融のカードローンが2件あり借入金額は15万円です。その他にもクレジットカードのショッピングで20万円、キャッシングで8万円借入れしていて月々1万円ずつ返済しています。過去には返済の遅れも三回あり、ここ一年は無いとはいえ遅延が気になっています。

収入は23万円あり正社員として働いています。会社から家賃補助が4万円あることだし、家賃8万円の賃貸マンションに住んでも実際に支払う家賃は4万円で済むので申し込みを決めました。保証会社の審査にはカードローンがあっても通ることはできますか?

賃貸マンションの保証会社はカードローンの信用調査はできない

賃貸マンション用の保証会社は基本的には金融業とは異なります。そのためカード会社が行うような信用調査を行う資格を持っていません。では賃貸マンション用の保証会社はどのような審査を行うのかといえば、過去に本人や保証人が同じ保証会社で家賃の滞納をしていたり、強制退去などの問題を起こしていないのか、今借りようとしているマンションの家賃が今の収入と勤務先で払えるのかどうかというコトを見ますよ。

他にも保証会社同士で情報を共有して問題を起こしていないかなどのチェックをしますよ。そのためカードローンなどの借入れ状況やブラックリストなどは調べることはできないので賃貸マンション用の保証会社の審査にカードローンの履歴が関係するのかと言えば関係しません。ただし、保証会社がカード会社系の会社なら信用調査を行うことができるので過去や現在の借入れ状況をチェックします。そのためカードローンの履歴が関係してきますよ。(参考ページはこちら→過去の融資履歴について

賃貸はカードローンの審査には不利なのか?

カードローンの審査基準の一つに自宅か賃貸が有り、審査は自宅の方が有利になります。自宅ならば家賃を払わなくていい分毎月の返済能力が有ります。そして貸した本人が返済を延滞した時、誰かが電話に出てくれる分、自宅の方が連絡が付きやすいというメリットが有ります。

一方賃貸は毎月家賃を払うから、その分所得は少なくなり、毎月の返済能力が減ります。そしてローンを滞納した時、返済分を払わないで逃げやすいから、評価的にはマイナスになります。

しかし、自宅といっても一人暮らしだと、連絡が付きにくいと判断され、さらに住宅ローンを払っている最中だと、借入れが多いと判断されて逆に審査が通らなくなります。住宅ローンを借りているのは銀行系の信用情報機関に照会すれば分かります。ただそれでも住宅が有る分、ローンを滞納して逃げることは無いと判断されて、居住の面では有利になります。

賃貸の時、カードローンの申し込みの時に必ず居住年数を書かされます。そして居住年数が短いと、審査が通らなくなります。居住年数が短いと簡単に引越しして、その場所から居なくなると思われていて、ローンを滞納した時、回収に行ったら引越ししていなかったということがないように、居住年数が短いと、カードローンは借りられません。
(⇒融資の申し込みで記入するべき事

それでカードローンの申請をする時は、賃貸の場合は居住年数を長く申告することです。貸金業者は居住年数を調べることは出来ません。だからそこは誤魔化しても大丈夫です。ただ前の住所で他社でカードを作ったことが有れば、そこから居住年数を判断しますから、誤魔化してもばれます。他社のカード情報は信用情報機関に照会すれば出てきます。

逆に居住年数が長いと、評価はプラスになって借りやすくなります。家賃を払っている分自宅より評価は低くなりますが、自宅に住んでいるのと同じ扱いになります。

賃貸はトータル的に自宅より評価は落ちてカードローンの審査が通りにくいです。しかし長く住んでいれば自宅並みに評価してもらえるので、そこの所は心配ないです。